フォークと希望

クトゥルフの砂場

奇妙なギフト〔NPC・プライズ詳細〕

シナリオ本編はこちら
クライマックス・エンディングはこちら

NPC詳細

金本義隆(かねもと よしたか)
STR12 CON10 POW12 DEX10 APP15 SIZ15 INT16 EDU16 HP12 SAN0

年齢は35歳。名前は本名。ハイタ教団本部の代表。
現在ハイタ教団で行われている新規教団員の勧誘は彼が手動で行っている。
この強引な手法に異を唱える団員も少なからずいるが、支部長の権限で抑え込んでいる。
また、先代代表の佐藤とは折り合いが悪く対立していたが、遂には自分が作り出した地下実験施設で殺害し名状し難き憑依者達に喰わせることで証拠を隠滅した。
これにより自身が代表の座に登り詰め、名状し難きもの(ハスター)の招来のための研究を地下施設で日々行っている。
今回のシナリオの黒幕である。


佐藤典明(さとう のりあき)
― 死亡 ―

ハイタ教団の初代代表。当時トップ2だった金本が何か恐ろしいものに魅入られていることに気づき、注意を促すが殺害される。
今回はシナリオ開始時点で死亡しているため話に絡んでくることはない。


ハイタ教団の受付嬢
STR7 CON9 POW10 DEX9 APP15 SIZ12 INT11 EDU12 HP10 SAN50

年齢は25歳。ハイタ教団で受付兼事務を担当している女性。教団の裏については何も知らないため彼女から情報を引き出すことはできない。
最近恋人とうまくいっておらず悩んでいる。


教団員モブ
STR8 CON10 POW9 DEX10 APP12 SIZ13 INT10 EDU14 HP11 SAN 45

※ステータスは目安なので設定するのが面倒なときに使ってください。
ハイタ教団の教団員。教団が行っている詳しいことは知らないが、以下のようなうわさを聞いたことがある。

  • 現・代表の金本は先代の佐藤を消して代表にのし上がった...という話を聞いたことがあるが真偽は不明。
  • 何故そのような噂が流れているかというと元々佐藤と金本の考えが対立しており、急に佐藤がいなくなり金本が代表になったため。
  • 金本は見えないところで非人道的な実験を繰り返している...という噂が教団員の間で広まっている。

PCとRPする際にこのようなことを伝えておくとよい。


宅配便の男
STR13 CON12 POW8 DEX6 APP14 SIZ14 INT16 EDU16 HP13 SAN 15

年齢は27歳。Scene4で探索者たちの元にやってくる男。実は教団員で地下研究室の研究員。
金本に薬物(例の香炉灰)で洗脳を施され研究施設で働かされている。(そのためSAN値が低い)
しかし、そこで行われている異常な行為とそれによって生み出される不完全な名状し難き憑依者となった人々を見て彼らを助けたいと思い、探索者達に退散の呪文(簡易版)が書かれた本それを読み解き習得するための青い液体を届ける。

登場する神話生物

黒いゼリー状の生物

STR13 CON15 POW16 DEX18 SIZ7 INT1 耐久力10 dbなし
武器:とりつき(100%) ダメージは0。POW対抗ロールに失敗した場合とりつかれる。とりつかれた場合の正気度現象は(2/1d6+1)。
   突き刺す(70%) ダメージ1d4。
装甲:ゲル状の体によって物理的な攻撃によるダメージは0
正気度喪失:1/1d4

黒い不定形ということでショゴスかなと思われた方もいるかもしれないが別物である。テケリ・リとも鳴かない。本シナリオオリジナル神話生物である。
これはハイタ教団の研究によって製造された人工的な生物である。どのようにして製造されたのかはあまりに冒涜的なためここに書くことはできないが、知能はなくある1人の人間を執拗に狙いとりつくことだけを目的に生きている。
この生物が体に吸収されても健康に害はない。しかし、黒きハリ湖に封印されている名状しがたきもの(ハスター)と精神レベルでの通信が可能になり、その人間が【名状し難い誓約】を知らずともその体にハスターを顕現させることができるようになる。招来に失敗した場合、不完全な名状し難き憑依者となる。そうして生まれたのが地下研究施設にいる彼らである。
この生物はゲル状のため《こぶし》や《キック》、刃物による切断や《組付き》《拳銃》などの物理攻撃はダメージにならず、すぐに再生する。ただし5ポイント以上のダメージを受けた場合、再生には戦闘ラウンドで1ラウンドを要する。これを倒すためには炎などによる高温電撃、もしくは極低温による氷結くらいであろう。
しかし、生物としての寿命は短く人間にとりついていない状態だともって1時間程度、取りついた状態だと10時間で死亡する。そのためPC1に取りついてしまった場合もシナリオ終了後体外に排出される。
Scene4. 新たなギフトにて対峙することになるが、大抵の場合「逃げ」の一択か追いつかれてとりつかれるかのどちらかになる。また戦闘時狙うのはPC1のみで回りの人間に危害を加えることはない。

名状しがたき憑依者

STR17 CON15 POW15 DEX13 SIZ15 INT0 耐久力13 db+1d4
武器:触肢(80%) ダメージ1d4+db
装甲:なし、ただしシナリオの難易度を上げたい場合、厚い鱗のある皮膚に1~5ポイントの装甲を加えても良い。
正気度喪失:1/1d6

今回のPC1と同様の方法で名状し難きもの(ハスター)招来の依り代にされた人間の末路。
招来が失敗し不完全な名状し難き憑依者となり、自我を失った姿である。
体の一部が神話生物化しているためステータスが一部強化され、戦闘時には触肢を操り攻撃することができるようになっている。
また金本の命令を無条件で聞くように洗脳も施されている。こうなってしまうと寿命は残り短く、その時が来ると体が崩壊し死に至る。
どのような手段を用いようと元の姿に戻ることはない。

名状しがたきもの(ハスター)

STR120 CON200 SIZ100 INT15 POW35 DEX30 耐久力150
武器:触肢(100%) ダメージ 死
装甲:厚い鱗のあるゴムのような皮膚 30ポイント
正気度喪失:1d10/1d100

金本が信仰しこの世に招来しようとしている神性。詳細は基本ルールブックp. 224-225を参照。

プライズ詳細

青磁の香炉

f:id:Snark_906:20190607124131j:plain

香炉本体は一般的なもの。
少量残っていた香炉灰が神話的代物。
教団の地下研究施設で製造されたもので、古代都市カルコサの黒きハリ湖に封印されているハスターの元へ意識のみを飛ばすことができる。
有能と見込まれた研究員に大量摂取させて洗脳し、狂ったものは研究材料に正気を保っていられたものは研究員として地下施設で働かせている。
PC1の元に送られてきたのは軽く洗脳を施すためであり、大量に摂取すると多くの正気を失うことになる。

謎の本

f:id:Snark_906:20190607124300p:plain

無名祭祀書(むめいさいししょ)」の初版(黒の書)を教団オリジナルの言語で暗号化したもの。著者はフォン・ユンツ。
クトゥルフ、ヨグ=ソトース、シュブ=ニグラスを始めとする様々な神々にまつわる信仰、カルト、秘密結社、伝承の詳細が示されている。この本を読んだことによる正気度喪失は(1d8/2d8)であり、《クトゥルフ神話》技能に+15%を得る。研究し理解するのに平均52週間が必要。余談だが、著者のユンツは出版の翌年に施錠された部屋の中で引き裂かれた未発表の草稿とともに凄惨な絞殺死体で発見され、この草案を復元した彼の友人のアクレシス・ラドーは読了後これを即座に焼却しカミソリで喉を掻き切って自殺した。
今回PC1の手元に届いたものは、もしも他の人間の手に渡ってしまっても問題がないよう普通の方法では解読できないような方法(つまり神話的な方法)で暗号化されている。しかし、一部の素質を持つ人間はごく稀に自然と読み解けてしまうことがあるという。(ゲーム的には《アイディア》ロールで5以下を出す)その素質があるPC1はそれが可能かもしれない。
シナリオ中でこれを読んだ探索者には以下の描写をする。

本には、聞いたこともない名の神格とそれにまつわる信仰やカルト、秘密結社や伝承の詳細が記されていた。所々理解不能な部分がありながら、形容しがたい悍ましさを孕んだその内容に悪寒と恐怖を感じずにはいられない。フィクションだと思いたいそれらが、明らかに真実を書き記していることを直感的に理解できてしまう。
おおよそ読み終える頃には、これを読む前の、何も知らずに生きられた平和な日常にはもう戻れないと察するだろう。

挟まっていたメモ

香炉と本をPC1の元に送ったハイタ教団が拠点に招待するために挟んでおいたもの。探索者がこれを見つけた場合以下の描写をする。

挟まっていたメモには「ハイタ教団日本支部 東京都港区〇丁目△番×号」とだけ書かれていた。

ハイタ教団教典

表向きの教典には当たり障りのないことが書かれている。信仰している神については断片的な情報しか載っておらず「遠い星から我々を見守ってくださっている」「星が並ぶとき神はその力を最大限に発揮する」とかよくわからないことが羅列してある。これを見たことによる正気度消失はない。

団員向け月刊誌

今月は団員が何人増えただとか、新入団員の自己紹介とか、お悩み相談なんかが乗っている薄い雑誌。
これを見て得られる有益な情報は特にない。

人の名前羅列してある名簿

教団に招待する(つまりPC1と同じように品物を送り付けて教団本部へ導く)人間をリストアップした名簿。どこからどのような手段で集めてきたのかは分からないが、個人情報が羅列してある。またこの中にPC1の名前が書いてあるのを見つけるかもしれない。
この名簿はハイタ教団の上位組織である「黄色い印の兄弟団」が持つ広く深いネットワークを利用して集めてきたもの。幾つかチェックマークがついている部分があるのが見て取れる。彼らは既に死亡しているここの地下で魂がとらわれたまま生き続けているかのどちらかである。

退散の呪文が書かれた本

宅配便の男が封筒に入れて探索者たちの元に届ける本。もしも他の人間の手に渡ってしまっても問題がないよう普通の方法では解読できないような方法(つまり神話的な方法)で暗号化されている。
しかし黒いゼリー状の生物を体内に取り入れることで神話的知識を得ることができ、それによって解読することができる。
また、通常呪文の習得にはある程度の時間がかかるがこれも黒いゼリー状の生物が入ったことによる知識の増幅と一時的な精神の増幅により、それほどかからずに呪文を習得することができる。
書かれている呪文は1種類で【ハスターの退散(簡易版)】である。

青い液体

飲むことで、黒いゼリー状の生物を体内に入れた時と同様の神話的知識精神の増幅を得ることができる。精神の増幅により、神話的知識を得たことによる正気度消失はない。またこの液体にはハスター召喚のための依り代になれる効果はない。
ただし、その効果はごく一時的なものでありせいぜい5分程度しか続くことはない。
これは黒いゼリー状の生物を製造している段階で生まれた欠陥品の一つである。

ハスターの退散(簡易版)

ハスターの召喚/退散については基本ルルブp.262を参照。退散の呪文に関しては同ページ「神格の招来/退散」を参照。
【ハスターの退散】の呪文を簡易に行えるようにした呪文。召喚が不完全なものであるため正規の手法を簡易化したものでも退散させることができる。ただしその退散は一時的なものであり、その場しのぎでしかない。
この簡易版では、退散の道を開くことと退散を促すことを同時に行う。ハスターのPOWが35であるため、道を開くために7MP(マジックポイント)が必要である。またMPの代わりにSAN値を捧げても良い。つまりMPまたはSAN値を合計7点減らすことで退散の呪文を唱えることができる。
(ただし、MP+SANの合計7ポイントは複数人で出し合うことは出来ず、1人の人間が引き受けることになる。)
この呪文を唱えるのに必要なラウンド数は1ラウンドであり、この呪文は唱えれば自動成功となる。また、呪文のコストの為SAN値を5点以上減少させた場合の一時的発狂は起こらない。(ただし不定の狂気は起こりうる)

裏設定詳細

ハイタ教団

ハスターを信仰する教団。「黄色の印の兄弟団」の下部組織。ハイタは「羊飼いハイタ」から。教団、というか代表の金本の目的は信仰神である名状し難きもの(ハスター)を地球に招来させること。今は優秀な頭脳と神話的適正を持つ教団員を探している。そのために素質がありそうな人物に神話的薬物(香炉灰)、神話生物とその教団について書かれた本を送り付け、教団に直接導いている。港区を中心に増加している失踪事件や変死事件はこの教団が原因。